departureとleave は、両方とも「出発(する)」、という意味ですが、使われる状況は、結構異なるものです。それぞれのニュアンスをみてみましょう。
● leave
例えば「leave」は、「出ていく」と「おいていく」という、真逆の意味で使われることがあり、少し混乱するかもしれません。
Leave the room at once!
この部屋から今すぐ出て行け!
Please leave me alone.
お願い、ひとりにして。
例えばこの2つの例文では、前者では「出ていく」、後者では「おいていく」という意味でつかわれています。
このように一見矛盾する意味をもっているのは、「(何かを)おいていく」→「(自分が)出発する」というように、意味が変遷をとげたからです。
また、
I have two weeks left until the vacation.
I have two weeks until the vacation.
この2つの例文では、「left」が入っているかどうかで意味が変わります。
前者は「休暇までの2週間で、仕事を終わらせなければ・・・」というネガティブな響きで、後者は「休暇まであと2週間だ」という直訳の意味になります。
「left」が「仕事やタスク」を暗喩しているのです。
●departure
「departure」はどちらかというと、抽象的な意味での離脱、逸脱、展開を表します。
Her behavior is a departure from the normal.
彼女の日頃の言動は、常軌を逸している。
また、空港や駅での出発ロビー(ホーム)に使われているのは、わかりやすいと思います。
Which is the departure lounge(platform)?
どちらが出発ロビー(ホーム)ですか?
というわけで、空港で「○○行きの飛行機は何便ですか?」とききたいときは「leave」、「出発ロビーはどこですか?」とききたいときは「departure lounge」を使います。
駅の出発ホームなら「departure platform」。また、到着ロビー(ホーム)は、「arrival lounge (platform)」です。
さらに、空港でよく使われる単語は、
「reconfirm the reservation(予約の確認をする)」
「boardng start(搭乗開始)」
「resume(欠航したあと再開する)」
「aisle seat(通路側の席)」
「change plane to NY(NY行きの飛行機に乗り継ぐ)」
などです。
当日パニックにならないように、覚えてしまいましょう。