「blow」という単語自体は、「吹く・飛ばされる」という意味の動詞として習いますね。
日本人の間でもおなじみの単語かと思いますが、この「blow」のスラングの意味を知っている人は少ないのではないでしょうか。
スラングの「blow」は、「嫌なヤツ・モノ」や「つまらないヤツ・モノ」という言い回しになり、特に若者の間で使われているのをよく耳にします。
私が滞在していたカナダとオーストラリアでは、日常会話で使われているのを聞きました
「blow」の元々持っている「吹き飛ばす・爆発する」というような意味から、「期待を吹き飛ばされる」「ダメにされる」というニュアンスを含んでいます。
あまりいい意味のスラングではありませんが、一言で”つまらなかった”、”よくなかった”という事を表現できるので、知っていると便利な単語ですよ。
これまたあまりいい意味の英単語ではありませんが、「sucks」に大変近い意味の単語になり書き換えが可能です。
☆「blow」の使い方☆
・「This movie blows!」
(この映画はつまらないよ!)
→このように、物を対象にして良く使われます。
「見る価値がない」というニュアンスを含んでいますね。
「blow」や他のスラングを使わないで、この例文を表現したいときは、「This movie was not interesting.」で同じような意味になります。
・「You blows!」
(お前は嫌な奴だ!)
→映画の中なんかでも、挑発するときなんかに使われているのを見ます。
喧嘩をしているときに、「バカ!」なんていうニュアンスで使われるのを見ました。
「バカ!」なんて発言は、やはりスラングが多いですので、「Silly!」やFワードが近い言い回しではないでしょうか。
「お前は嫌な奴= ”嫌いな奴だ”」という場合をスラングを使わずに表すと、「I hate you! (お前なんか大嫌い)」などが近い言い回しでしょう。