ひと言で「におい」といっても、臭いにおい、いい香りなど様々なにおいがありますよね。
英語でも「におい」に関する表現がたくさんあります。
きちんと使い分けられていない人が多いので、違いを理解しておきましょう。
この記事の目次
smell
中立的な単語で、日本語でいう「におい」の対訳として多く用いられる表現です。
様々な場面で出てくる、「におい」の単語で一番重要な表現です。
形容詞と併せて使うことで、様々なにおいを表現することができます。
■例
good smell
(いいにおい)
その他にも、bad(悪い)、nasty(嫌な)、sweet(甘い)、unique(独特な)など様々な形容詞が使えます。
smellはにおいという名詞ですが、「においがする」という動詞としても使えます。
■例文1
It smells good.
(いいにおいがする。)
Itを省略してSmells good!でもOKです。
また、badを使えば、「嫌な臭いがする」という意味になります。
形容詞のsmellyは「強いにおいがする」という意味です。
■例文2
It’s smelly.
(臭いにおいがする。)
「~のにおいがする」という時も動詞のsmellを使います。
■例文3
It’s smells like gas.
(ガス臭がする。)
stink
悪臭、嫌なにおいです。
臭いという意味で使われる言葉です。
「スティンク」と発音します。
形容詞はstinkyで、stinkとともに日常会話でよく出てくる単語です。
smellと併せて覚えておきたい単語ですね。
■例文
It’s stinky.
(臭い!)
臭い時は、このstinkを使います。
soをつけると、すごく臭いという意味です。
It’s so stinky.
(すごく臭い)
おならの臭いや、アメリカだと車を運転しているとたまにスカンクの臭いがして臭いのですが、そういう時に使います。
動詞のstinkを使って、It’s stinks.でも同じような意味です。
scent
弱めのいい香りを表わす単語です。
イギリスでは、香水という意味でも使われることがあります。
また、動物のにおいの意味でも使われることもあります。
発音は「セント」です。
perfume
アメリカ英語では香水という意味もある単語で、香水のようにいい香り、強い香りを表わす単語です。
甘い香り、美味しそうなかおりなど、香りを褒める言葉として使われることが多いです。
aroma
アロマオイルという言葉が、日本でもありますが、薬草や、香辛料など植物系のにおいのことをaromaと言います。
食べ物にも多く使われて、コーヒーやワインの香りもaromaを使います。
fragrance
いい香り、甘い香りなど、自然の心地よい香りを指す言葉です。
春の息吹など、新鮮な香りにも使われます。
fragranceも香水の意味で使うことがありますが、perfumeより安い香水というイメージがあるようです。
■例
fragrance of rose
(バラの香り)
flavor
風味、味、趣き等の意味があり、そこから食品を口にした時の香りなどの意味でも使われます。
果物の香りなどででよくつかわれます。
■例
a flavor of fruits.
(フルーツの香り)
Odor
不快なにおい、好ましくないにおいに多く使われる表現です。
「オゥダー」と発音します。
■例
body odor
(体臭)
foot odor
(足の臭い)
odor complaint
(悪臭に対する苦情)
odor eliminating
(消臭)
嫌な臭い、悪臭系、一般的に使えるのがodorです。
bouquet
bouquetは、花束という意味で、日本語にもブーケという言葉がありますよね。
この単語は、ワインの独特な熟成している香りという意味でも使える表現です。
熟成していない若いワインの、香りはaromaを使います。
発音は「ブーケィ」です。
フランス語のように発音しま
moldy
カビっぽい、カビが生えている、という意味がある言葉でカビ臭いという意味でも使えます。
発音は「モルディ」です。
moldyだけでもカビ臭いという意味がありますが、悪臭の意味があるodorと組み合わせてmoldy odor(カビ臭いにおい)という場合もあります。
rancid
腐ったようなにおい、鼻もちならないにおいという意味です。
発音は「ランセッド」です。
■例
rancid food
(腐った臭いがする食べ物)
rancid cheese
(腐ったような臭いがするチーズ)
腐ったような臭いという意味なので、食べ物などの臭いで使うことが多いですね。
まとめ
様々なにおいの表現があります。
stinkとsmellが一番多く使われる単語で、覚えておきましょう。
同じひとつのにおいでも、複数の表現が使えるパターンもあります。
香水の意味のある単語に関しては、ネイティブも厳密に使い分けずに、言い変えの言葉としても使っている場合もあります。