Do youとDid youの使い分け
ネイティブの会話を聞いていると、Do youでも文法的に成立するし、現在のことなのにDid youを使って会話していることがあります。
実はDo youかDid youでニュアンスが少し異なるのです。
今回はその微妙な違いについてご紹介します。
Do you know~?の意味
自分が知らない知識や情報について相手に聞くときはDo you know ~?を使います。
ポイントは、”自分が知らないこと”です。
例えば、Do you know which teams are playing tonight?(今晩、どこのチームの試合があるか知ってる?)といった具合です。
Do you know how to make pizza?
ピザの作り方知ってますか?
Do you know who’s coming for our party tonight?
今夜のパーティー、誰が来るか知ってる?
Did you know~?の意味
一般的な知識や情報について相手に聞くときはDo you knowとDid you knowの両方使うことができます。
ただし、Did you knowの方がよりナチュラルな英語に聞こえる場合があります。
それは前述のDo you knowとは反対に、”自分は知っているけれど相手は知らない”ことが前提になっている場合です。
相手に質問しているというよりは、伝えたり、確認したり、教えてあげるニュアンスが強いです。
Did you know that she speaks 3 languages?
彼女、3言語話せるんだって。
Did you know the vocalist of this band used to be the guiterist in other band?
このバンドのボーカルって、前は違うバンドのギタリストだったんだよ。
Did you want~?の意味
Do you wantもときとしてDid you wantというときがあります。
そのままの意味で「~したかったですか?」という場合ももちろんありますが、Did you wantは一般的に日常会話で丁寧に、物腰柔らかく相手に何かほしいかを聞くときのフレーズです。
Would you likeと同じ意味と覚えておくと良いと思います。
なお、WantがNeedになっても同じです。
Did you want some more water?
お水もう少しいかがですか?
Did you want to go shopping with us on Sunday?
日曜、一緒に買い物に行きませんか?
まとめ
今回ご紹介したように、Didだからといって、必ずしも過去の事柄を指すわけではありません。
あくまでカジュアルなシチュエーションでの用法ですが、よくでてくる表現なので覚えておきましょう!