Get toという表現はネイティブスピーカー同士の会話でよく耳にすると思います。
ただ、日本人の私たちには単語は簡単なのですが、なんとなく意味がつかみにくいと感じる人が多いのではないでしょうか?
今回はそのGet toの用法をいくつかご紹介します。
英語で「機会がある」
まず最初にご紹介するのは、Have the opportunity toと同じ「何かをする機会がある」という意味です。
例えば、I got to meet Johnny Depp the other day.(ジョニーデップに会う機会があったんだ)、I got to meet a lot of women today at the meeting.(今日の会議ですごくたくさんの女性と会う機会がありました)と、なかなか会えない人に会った、会う機会を得られたというニュアンスがあります。
なお、Get toはBe able toにしてもOKです。
Did you get to talk to the basketball player?
あのバスケットボール選手と話せたんですか?
I don’t get to cook very often because I’m busy.
忙しくて、私は料理をすることがほとんどできません。
英語で「~するようになる」
2つめの意味は、Start toと同じで「徐々に○○していく」という意味です。
Know、Feel、Appreciate、Understand、Realize、Seeといった動詞が後に続くことが多く、例えば、I got to understand what it feels like to be a foreigner when I went to Paris.(パリに行ったとき、外国人の気持ちがどんなものかがわかるようになりました)といった具合で使われます。
Things will get better once she gets to know more people at work.
職場でより多くの人と触れ合ったら、きっと、物事はうまくいきますよ。
What do you think I need to do to get my girlfriend to appreciate me?
彼女に感謝されるには、どうしたらいいと思う?
英語で「~を許される」
3つめは、Have the privilege toやAllow toの口語的な言い方で「特権として○○を許される」という意味です。
例えば、She gets to work from home because she’s been sick.(病気がちで今彼女は在宅勤務が許されています)といった具合です。
My boss gets to come into work any time in the afternoon.
私の上司は午後、好きな時間に出社していいことになってるんだ。
I got to go home early yesterday.
昨日、早退の許可をもらいました。
I’m telling my kids that they get to play games if they finish their homework.
子供達には、宿題を終わらせたらゲームで遊んでいいと言っています。
英語で「イライラする」
最後は、BotherやAnnoyと同じ意味で「イライラする」「不快に思う」という表現です。
例えば、My dad really gets to me.(父親にすっごくイライラする)といった具合で、癪にさわることを言われたりされたりしたり、何かを失敗したりしたことが忘れられず他のことに集中できないというニュアンスが含まれています。
Summer in Japan it really humid and it’s starting to get to me.
日本の夏はジメジメしてて、イライラしてきたよ。
Please don’t let little things get to you.
そんな小さいこと、気にすることないよ!
まとめ
Get toの用法について、お分りいただけましたでしょうか?
日本語でも日常会話でよく使う意味ばかりで、英語のネイティブの会話でも本当によく出てきます。
なお、どれも口語的でカジュアルな言い方なので、フォーマルなシチュエーションで使うときはお気をつけくださいね!