SoとVeryの使い分け
「とても」という意味のSoとVeryは日常会話でよく出てくる言葉ですね。
ただし、この2つの使い方は若干違いがあるのをご存知ですか?
今回は、この2つの簡単な使い分けのルールをご紹介します。
Soの使い方
Soは、話している相手がすでに知っている情報や、当たり前のことを話すときに使われます。
とてもまっすぐな感情を表す表現で親しみのあるニュアンスなので、友達や同僚など親しい人に対して使われる傾向があります。
ただし、フォーマルな場面では使わないようにしましょう。
Veryの使い方
一方Veryは、基本的に話している相手が知らないことや相手には新しいであろう情報を伝えるときに使われます。
スピーチや面接などフォーマルな場ではこちらを使いましょう。
SoとVeryの使い分け
このように、SoかVeryのどちらが適切か判断するには「相手がすでに知っているかどうか」がポイントになります。
あまり深く考えすぎず、感覚で身につけていけば良いと思うので、例文で比較してみましょう。
<例文1>
It’s so cold today.
今日はとても寒いですね。
※その場に居合わせた人に言うイメージ。
It’s very cold in Japan.
日本はとても寒いんです。
※日本に住んでいない人や日本に行ったことがない人に言うイメージ。
<例文2>
I’m so sleepy.
とても眠いです。
※同僚や家族など、自分が疲れていることを知っている相手に言うイメージ。
I’m very sleepy.
とても眠いんです。
※自分が疲れていることを知らない人に挨拶されたときなどに返事をするイメージ。
<例文3>
That concert was so good!
あのコンサート本当に良かったね。
※一緒にコンサートに行った人や、同じコンサートを既に見た人に言うイメージ。
That concert was very good!
あのコンサートは本当に良かったよ。
※まだそのコンサートを観に行ってない人に言うイメージ。
<例文4>
Thank you so much for letting me know.
教えてくれてありがとう!
※友達に対して。これがVeryだとやや固くなります。
Thank you very much for your help today.
本日は助けていただき、誠にありがとうございました。
※ビジネスシーンで。Soだとフランク過ぎます。
まとめ
使い方が間違っていても会話では特に問題はないと思いますが、ネイティブには不自然に聞こえる場合があります。
今回ご紹介した違いを頭に入れて、よりナチュラルな会話を目指しましょう!