「土砂降り」を表わすrain cats and dogsは有名なイディオムで覚えておきたい表現です。
直訳すると、「猫と犬の雨が降ってくる」なので、初めて聞くとビックリしてしまいますよね。
rain cats and dogs
雨と犬と猫はは全く関係ないですが、「土砂降り」はrain cats and dogsです。
■例文1
It’s raining cats and dogs.
(土砂降りだ。)
rainのあとに、そのままcats and dogsを置いて使います。
有名な表現ですが、ネイティブは使う人と使わない人が別れる表現です。
由来は、はっきりしていないようです。
神話で、猫が雨を降らせ、犬が風を起こす力があるといわれていたという説。
ナイル川にある滝Katadoupoi(ギリシャ語)が変化したものという説。
など、辞書によって様々な説が言われています。
その中でも、犬と猫がけんかする様子から来ているというのが、有力なようです。
表現を覚える時に、英語だけ覚えるより由来とセットでイメージしながら覚えると記憶に残りやすいです。
どの由来でもいいのでイメージして覚えてみましょう。
その他の「土砂降り」の表現
もちろん、重いのheavyを使った、heavy rainや、重く、どっさりという意味のheavilyを使ったrain heavilyも「土砂降り」という意味です。
rain cats and dogsと同じ意味ですが、cats and dogsを使ったほうが雨の激しさを想像させる表現です。
注ぐという意味のpouringを使って、It’s pouring. も、意味は「土砂降り」です。
空から、注ぐように雨が降る状態のことです。
bucketed down (バケツをひっくり返したような雨)や、lashing down(打ちつけるような雨)という表現もあります。
cats and dogsのもうひとつの意味
cats and dogsは「いがみあう」という意味もあります。
犬と猫は、仲がわるいので、そのことからきています。
「土砂降り」と同様、catとdogはどちらも複数形にするのがポイントです。
まとめ
「土砂降り」は、rain heavilyが普通の表現ですが、rain cats and dogsを使うとネイティブっぽい表現です。
また、雨の状況によって、bucketed downやlashing downなど使い分けましょう。