「till」と「until」は、ネイティブの速い会話のスピードでは、どちらを使っているのかよくわからなかったり。
でも、論文をネイティブスピーカーに英文法のチェックを頼んだ時には、「till」から「until」に書き換えた方がいいと言われたりしました。
「意味も同じようだし、どう違うの?」と気になっていました。
実は、ネイティブスピーカーの間でも、どちらも同じような意味で使われています。
日本語で(~まで・~に至るまで)という意味に当たり、「till」と「until」両方とも、前置詞、もしくは接続詞として使うことができます。
<例文1>
前置詞
・「My son did not come home until(till) ten o’clock yesterday.」
(息子は、昨日は10時まで家に帰ってこなかった。)
<例文2>
接続詞
・「My son did not come home until(till)I went out.」
(私が出かけるまでに、息子は家に帰ってこなかった。)
→このように、前置詞も接続詞の時も、「till」と「until」は意味に相違なく使えることができるんです!
では、私が『「till」から「until」書き換えた方がいい』言われたのがなぜかというと・・・
どちらでも同じような意味を持って使えるといえ、論文やフォーマルな文章を書くときにネイティブスピーカーは「until」を好み、使う傾向が高いです。
一方、日常会話では、「till」の方がよく使いますね。
また、文の頭に持ってきたい場合は、「until」の方を好んで使いますよ。
もちろん、「till」でも意味は間違いではないですが、ビジネスシーンなどフォーマルの時は「until」を使う方がいいかもしれませんね。
例文2を書き換えると、
・「Until I went out, my son did not come home.」で、「until」を使います。