わたしが留学したのがイギリス北部。
それまではアメリカ、オーストラリアへのホームステイの経験はありましたが、長期留学は初めてでした。
テレビやラジオで比較されているようなイギリス英語は一般的には’posh'(上流階級風)と言われていて、少し小馬鹿にした感じに扱われていて実際には聞いたことがありません。
皆が知っている英国人では、ヒューグラントがposhと呼ばれています。
WHATやWASやBUSのように、アの発音は日本語で言えばオで発音され、ボス(バス)とはなんぞや、、、オーストラリアのグッダイにもつまづきましたが、ここでまた言葉の壁。
慣れてくると不思議と発音しやすく、例えば比較の代表格。ウォーターもアメリカ英語のワラーな感じよりもウォタと言った感じで、日本人の苦手なRを発音しません。
イギリスのドラマでわかりやすいものは、シャーロック。
若者が実際に話しているのはミスフィッツ、といったところでしょうか。
さて、イギリスに着いたわたしは5人のブリティッシュのフラットメイトたちに毎日心配される日々が始まります。
朝起きて、Are you alright? 帰宅してAre you alright? 顔を合わせればAre you alright? YOU ALRIGHT???
わたしはそんなに頼りなさそうなのだろうか。
それとも具合が悪そうに見えるのだろうか。
それはそれは、苦悩の日々です。
ある日私は思い切って、どこも具合悪くないし学校も大丈夫だよ、噂通りあんまりご飯は美味しくないけどね!と中国人とハーフのフラットメイトに伝えてみました。
すると、彼女は突然笑い出し、イギリスでは、How’s it going?(調子どう?元気?)のようなニュアンスの挨拶で使うんだよと教えてくれました。
飛んだ自惚れでしたね。
みんなが心配してくれているんだと思っていました。(笑)
そして一年半。
イギリスの文化にもご飯にもすっかり慣れて帰国。
そこでまた困ったこと!!
オーストラリア人の友達にHow about half seven?と聞くと、I don’t understand! と。
このシチュエーションあえて書きませんでしたが、わかりましたか? (ヒントは待ち合わせです。)
7時半はどう?と聞いているのですが、実はこのhalf?イギリス独特の言い回しで、他国では通じないそうです。
イギリスのBBCドラマのなかでも普通に使われていました。
他の国の方とお話するときは、half past ?もしくは7:30と教科書通りに言ってみましょう。
日本人は特に教科書通りだと、sounds wired(なんかへん)な英語ですが、教科書通りのほうが良かったこともあったお話でした!