「紹介」といっても、自己紹介だけではなく誰かに友人や同僚を紹介するときのフレーズで日本人が間違えやすい英語をみていきます。
■自己紹介でのよくある間違い
まずはやはり名前ですが、
「My name is Mr. Yamada.」
これは間違いではないですが、実はあまり「My name is ・・・」は使わないのと、自分に対し「Mr.」や「Miss」は使わないので、正しくは
「I am Yamada.」
「私(の名前)はヤマダです。」
です。
こんなシンプルでいいのですね。
仕事の事を話す場合、
「I am a company worker.」
「会社員です。」
と言う方がいまして、これも間違いではないのですが、日本では「会社員です。」と言えば納得出来る場合が多くても、欧米では会社や仕事内容を言うのが常なのです。
なので、
「I work for a Software company.」
「ソフトウエア会社に勤めています。」
「I am in the sales department.」
「営業部で働いています。」
「I am a teacher.」
「私は教師です。」
「I am self-employed.」
「自営業です。」
と、言いましょう。
日本の会社組織の性質上、仕事は総合的にやっていて自分が何を専門としているのか曖昧なように見受けられます。
ですが欧米では「専門性が重視された雇用」が通常なので、「私は営業をしています。」「私は経理担当です。」と言う必要があるのですね。
「I am a salary man.」や「I am a businessman.」は和製英語で、「私は給料男です。」「私は実業家です。」に聞こえてしまいますので注意してくださいね。
家族の事を話す場合で、5人家族の場合、
「I am five families.」
「My family is five.」
というおかしな英語もよく聞きます。
この場合は「We are a family of five.」と言いましょうね。
■誰かに友人や同僚を紹介する時の間違い
誰かに友人や同僚などを紹介する場合に
「This man is Mr. Tanaka.」
「この男はタナカさんです。」
と言う方がいます。これは
「This is Mr. Tanaka.」
「こちらはタナカさんです。」
と言いましょう。
日本的に訳し「これはタナカさんです。」はかえって失礼だと思われがちですが、これが正しい言い方なので大丈夫。
そこに本人がいるのに「He is ・・・」や「She is ・・・」の方がもっと失礼なんですよ。
日本語で言っている事をそのまま英語に置き換えようとするよりも、英語のフレーズを覚えてしまう事の方がよりネイティブに近づくコツになりますね。