シーンによって使い分ける!かしこまりましたの3つの言い方
日本語にあって英訳できないものはたくさんありますが、なんとなくニュアンスが近いものは探せばあるはずです。
ビジネス英語においても、「これは英語でどう言うのだろう」と思われる言い回しがたくさん出てきます。
今回は、日本語で「かしこまりました」という場面を英語にしたらどのような表現になるのかをシーン別にお伝えいたします。
この記事の目次
1.内容を理解した上での「かしこまりました」の表現はunderstandが基本!
中学英語で習うunderstandという動詞は、直訳すると「理解する」という意味の動詞なのはみなさんご存知でしょう。
しかし、ビジネス英語においてunderstandを使う時は、「報告された内容を理解し、かつ承知しました」という意味を持ちます。
何か報告や連絡をもらった時に、その内容を理解しましたと伝えたい時はシンプルに” I understand (it)”という表現を使うと良いです。
よくあるのは、総務や人事からのメールに返信する場合でしょう。
特にこちらからはアクションを起こさず、ただ内容を理解しましたよというだけの場合に使うと良いです。
友人同士などのくだけた間柄ならば”I got it”でも構いませんが、ビジネスシーンでは使いません。
2.確認の意味を持つNotedとバリエーション
よくメールで使われる表現に、”Noted”というものがあります。これはもらった報告などに対して「確認しましたよ」という意味を持たせます。
最初、もしNotedとだけ書かれたメールをもらったら戸惑うかもしれません。
大体の方はnoteという動詞からは「メモをする」という意味を連想しますよね。
具体的にどのようなときに使うかといえば、例えば自分の上司から、やってほしい仕事内容をメールでもらった場合に返信する時です。
Notedだけでも良いのですが、目上の方ですので丁寧な方の”Duly noted”をよく使います。
”duly”の意味は直訳すると「正確に」という意味ですが、”Duly noted”という形にすると、「確かに貴方様からの連絡を受け、それを確認しました。」という意味で、転じて「かしこまりました」になるわけです。
notedのみですと軽い感じがしたり、年上や目上の方に使いにくいという場合は”Duly noted”や”Noted with thanks”という形にしてみましょう。
3.相手に行動することを保証する”recieived”でネイティブらしさを出す!
お取引のメールなどで使うことの多い表現が、”I received”というものです。
これは、相手から受け取ったメールの内容が注文や指示だった場合に、「しかるべき対応を保証します」という意味を持ちます。
“We are pleased to received your order” で「ご注文承りました」という意味になります。
注文書は英語でpurchase orderと言いますが、よくビジネスにおいては略してP.Oと呼ばれることもあるので、覚えておくと便利かもしれませんね。
まとめ
今現在、海外のお客様とお取引のある方や、いずれ海外赴任の可能性がある方は、ビジネス英語に慣れておきたいところでしょう。特にメールでのやりとりが多い昨今では、「かしこまりました」の表現は多用します。
ニュアンスの違いで使い分けることによって、相手に安心感をもたせますので、ぜひ参考にしてみてください。